2015年4Qはサイト改ざんが4割増 - CMSの脆弱性が標的に
次に多かったのは「ウェブサイト改ざん」で826件で、前四半期の592件から40%増加した。「Adobe Flash Player」などの脆弱性を悪用する攻撃により、ランサムウェアをはじめとするマルウェアへ感染させる攻撃が発生している。
CMSを利用するサイトの改ざんが目立っており、CMS本体やプラグインなどの脆弱性、管理が甘いパスワードなどが原因となったと見られている。
フィッシングサイトは474件で、前期の522件から減少。金融機関を狙った攻撃が49.1%と半数を占めた。国内ブランドを悪用したサイトが124件で前期の113件から上昇。国外ブランドは250件で前期の268件から後退した。
また「マルウェアサイト」は84件で前期の119件から減少。「標的型攻撃」も12件と、前期の59件を下回った。「DoS、DDoS」は11件で、前期は確認されなかった「制御システム関連」は12件へと増加している。
(Security NEXT - 2016/01/14 )
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