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Javaの基本機能を悪用するマルウェアの増加傾向が続く - Kasperskyレポート

Kaspersky Labs Japanは、2010年12月に同社が検知したマルウェアの観測状況を取りまとめた。

同社がまとめたインターネット上のマルウェアランキングによると、1位は「AdWare.Win32.HotBar.dh」。正規ソフトとともにインストールされるケースが多く、「HotBar」「Zango」「ClickPotato」などのアドウェアを含み、ユーザーのPC上に繰り返し広告を表示させるという。

また「Trojan-Downloader.Java.OpenConnection」亜種の増加傾向も続いており、11月のランキングで1位だった「Trojan-Downloader.Java.OpenConnection.bu」は7位に順位を下げた。

今回「Trojan-Downloader.Java.OpenConnection.cf」が2位に新規ランクインしている。悪意あるファイルのダウンロードにJavaの脆弱性ではなく基本機能を利用するのが特徴で、今後も増加が懸念される同社では指摘している。

(Security NEXT - 2011/01/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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