Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Javaの基本機能を悪用するマルウェアの増加傾向が続く - Kasperskyレポート

Kaspersky Labs Japanは、2010年12月に同社が検知したマルウェアの観測状況を取りまとめた。

同社がまとめたインターネット上のマルウェアランキングによると、1位は「AdWare.Win32.HotBar.dh」。正規ソフトとともにインストールされるケースが多く、「HotBar」「Zango」「ClickPotato」などのアドウェアを含み、ユーザーのPC上に繰り返し広告を表示させるという。

また「Trojan-Downloader.Java.OpenConnection」亜種の増加傾向も続いており、11月のランキングで1位だった「Trojan-Downloader.Java.OpenConnection.bu」は7位に順位を下げた。

今回「Trojan-Downloader.Java.OpenConnection.cf」が2位に新規ランクインしている。悪意あるファイルのダウンロードにJavaの脆弱性ではなく基本機能を利用するのが特徴で、今後も増加が懸念される同社では指摘している。

(Security NEXT - 2011/01/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
2024年の不正アクセス届出166件 - 脆弱性や設定不備が標的に
先週注目された記事(2025年2月16日〜2025年2月22日)
2024年4Qのセキュ相談 - 「不正ログイン」が45%増
2024年4Qのインシデントは約8%増 - 「FortiManager」脆弱性の侵害事例も
先週注目された記事(2024年12月29日〜2025年1月4日)
先々週注目された記事(2024年12月22日〜2024年12月28日)
先週注目された記事(2024年10月27日〜2024年11月2日)
「偽警告」相談が半減するも油断禁物 - 引き続きサポート詐欺に警戒を