7月のフィッシング、前月の1万3000件台から反転し再び16000件台へ
RSAセキュリティは、7月に国内外で観測されたフィッシング攻撃の状況について取りまとめた。
フィッシング攻撃は、2010年1月の1万8820件をピークに、以降は若干の上下があるもののゆるやかな下降傾向が続き、6月には1万3855件と約1年ぶりの低水準を記録したが、7月は反転して再び1万6756件へと上昇した。
犯罪集団である「Rock Phish」による「fast-flux型攻撃」は、7月に入ってほぼ沈静化したものの、米英の金融機関を狙った攻撃の増加が原因で攻撃件数が急増。しかしながら攻撃対象となっているブランドは集中しており、前月の216件から217件とほぼ横ばいだった。
攻撃を受けた国は、米国が47%で突出しており、イギリスが29%、南アフリカが9%で続いている。攻撃を受けたブランドについても米国が47.5%で最多。ついでイギリスが16.5%だった。3位はインド(7%)で、毎回上位だったイタリアが3ポイント低下して3.5%まで減少している。
(Security NEXT - 2010/09/06 )
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