2009年は不正サイトが7.6ポイント増、1日あたり2465件を検知 - 悪質ドメインの8割は改ざんサイト
スパム活動においては、「Cutwail」「Rustock」「Mega-D」などをはじめ10種類の大規模ボットネットが影響力を維持。なかでも「Cutwail」は、スパムだけでなくマルウェアの発信元となり、10月にトロイの木馬「Bredolab」が添付されたスパムメールを大量配布し、ピーク時には約36億通のスパムが観測されている。
ISPによる閉鎖など対応も効果は一時的なものにとどまった。同社では、2010年には、ボットネットは自律知能を持ち、自立型コーディングを内蔵するようになると予測している。
また2009年最大のセキュリティ脅威として、「Conficker」ワームの拡散を指摘。最初に確認されたのは2008年末だが、その後検出を回避するための機能が追加されたため、被害が広がった。
このほか2009年には、世界的な金融危機によるユーザーの不安感を悪用した詐欺や、バレンタインやハロウィンなどのイベント、新型インフルエンザの流行、有名人の死などユーザーの関心が高いニュースに便乗した攻撃が目立ったという。
(Security NEXT - 2009/12/09 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
中小企業4社に1社でインシデント被害 - 約7割で「取引先に影響」
約3割が過去3年間にサイバー攻撃の被害経験 - ランサムは3.8%
先週注目された記事(2024年5月5日〜2024年5月11日)
2023年上場関連企業による個人情報事故は175件 - TSR
個人情報漏洩時の謝罪対応、約3割がマニュアル化
自治体におけるマイナンバー取扱状況を公表 - 個情委
Pマーク事業者の事故報告は3048件 - 前年度比約15%増
「サイバーセキュリティ」認知度5割届かず - 3割弱が対策未実施
テレワークで機密情報の特例持出が増加 - ルール遵守、半数近くが「自己確認」のみ
2021年度の個人情報漏洩などの報告は6000件弱 - 4件に1件が不正アクセス