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2019年2Qは「フィッシング」「マルウェアサイト」が増加

2019年第2四半期のインシデント件数は4213件で、前四半期より約15%減少した。「スキャン」が大幅減となる一方、「フィッシングサイト」「マルウェアサイトが目立って増加している。

JPCERTコーディネーションセンターが、同四半期に報告を受けたインシデント状況を取りまとめたもの。同四半期のインシデント件数は4213件。前四半期の4972件から759件減少した。サイトの管理者などに対応を依頼した「調整件数」も2805件と、前四半期の2916件を下回っている。

インシデント件数を月別に見ると、4月は1411件、5月は1493件、6月は1309件で、6月にやや落ち着きを見せた。

インシデントの内容を見ると、稼働状況の調査や脆弱性の探索、侵入の試行などを行う「スキャン」が多数を占めた前四半期から一転。「フィッシングサイト」が1947件となり、全体の46.2%を占めて最多。前四半期の1753件から11%増加している。

次いで多かったのは、「スキャン」で1216件。前四半期の2165件から44%減となった。

一方「マルウェアサイト」は292件で、前四半期の136件から115%増と大きく上昇。「ウェブサイト改ざん」も前四半期から12%増となる256件だった。

「標的型攻撃」は1件で、前四半期の6件から減少。「制御システム関連」については、前四半期から引き続き報告はなかった。

20190719_jp_001.jpg
2019年第2四半期のインシデント報告の状況(表:JPCERTコーディネーションセンター)

(Security NEXT - 2019/07/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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