Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

過去1年に企業の14.2%が被害を経験 - 8%がランサム被害

懸念するセキュリティ脅威は「未知のマルウェアやゼロデイ攻撃」が59.4%、「部内者の人的ミスによるインシデント」が54.6%で目立った。セキュリティ導入時の課題としては、「予算の確保」「導入効果の測定が困難」を挙げる企業が多かった。

セキュリティ対策の導入状況を見ると、クラウドアプリケーション対策は23.5%、仮想OSのセキュリティ対策は23.4%。EDRやMDRサービスの利用は23.4%だった。統合管理を行うオーケストレーション製品やサービスは13.3%、AIや機械学習による自動化は10.3%となっている。

2019年度の情報セキュリティ投資額について、約6割の企業が「前年度と変わらない」と回答。東京オリンピック、パラリンピックに向けたセキュリティ対策については、「実施した」が8.9%で「これから実施する計画がある」が18.1%だった。

(Security NEXT - 2019/06/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

国内企業、IT投資で「セキュリティ向上」に高い優先度 - 「AI能力向上」も
初期侵入から平均62分で横展開を開始 - わずか2分のケースも
サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
ランサムリークサイト、年間約4000件の投稿 - 身代金支払うも約2割で反古
2023年12月のDDoS攻撃、前月比3割減 - 規模も縮小
2023年は1割の企業でランサムウェア攻撃を観測
リサイクルされる「ランサムウェア」 - リーク件数は1.5倍に
2Qのクレカ番号盗用被害、約132億円 - 国内だけで100億円超
2022年はランサム攻撃が前年比21%減 - 後半で増加傾向も
減少傾向続いたフィッシング攻撃、5カ月ぶりに増加