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前月同様300件超のDDoS攻撃を観測 - IIJレポート

インターネットイニシアティブ(IIJ)は、同社のサービスやバックボーンで7月に観測したDDoS攻撃の状況を取りまとめた。

同社では、7月に337件のDDoS攻撃を観測。前月の390件から13.6%減となった。9カ月ぶりに300件を超えた前月に引き続き、300件を超える攻撃が観測されている。

1日あたりの平均攻撃件数は10.9件で前月から2.1件減。攻撃の発生は状況を見ると日によってばらつきが見られ、7月11日、21日には22件の攻撃が観測されている。

同期間中に観測したもっとも規模が大きかったのは、UDPプラッド攻撃で1050万パケットにより、90.6Gbpsのトラフィックが発生した。前月の約1228万ppsのパケット、110.9Gbpsのトラフィックを下回るものの、比較的大きな規模の攻撃が観測されている。

もっとも長時間継続したのはSYNフラッド攻撃によるもので、204分にわたり継続した。最大9.3Gbpsのトラフィックを観測したという。

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IIJによるDDoS攻撃の観測動向。前月と同様に300件超の攻撃が観測されている

(Security NEXT - 2024/09/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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