Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

国内企業、IT投資で「セキュリティ向上」に高い優先度 - 「AI能力向上」も

IT投資において、日本企業の半数近くが「セキュリティの向上」について優先順位を高く考えており、海外12カ国と比較してもっとも高い結果となった。

Colt Technology Servicesが、2023年11月から12月にかけて欧米やアジアなど12カ国における企業のIT意思決定者やデジタルインフラサービス担当者1114人を対象にIT技術への投資動向について調査を実施し、結果を取りまとめたもの。

具体的な対象国は、日本のほか、米国、イギリス、ドイツ、フランス、オランダ、スペイン、イタリア、スウェーデン、デンマーク、シンガポール、香港の12カ国。

回答者の79%が今後1年から3年以内にIT予算を増額する見通しで、特に「香港」の割合が高く92%にのぼる。次いで「シンガポール(89%)」「日本(84%)」が多く、特にアジア圏で高い投資意欲が見られた。

今後1年間におけるIT投資の優先度が高い項目を尋ねたところ、「セキュリティの向上」が40%、「AI、機械学習能力の向上」が31%と続く。

特に日本は、「セキュリティの向上」が48%と調査対象国のなかでもっとも高い。「AI、機械学習能力の向上(42%)」についても香港と同率でトップ。「ITの活用によるあらたな収益源の発掘(31%)」なども調査対象国のなかでもっとも高い割合を示したという。

(Security NEXT - 2024/04/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「FortiWeb」に悪用済み脆弱性が判明 - 今月2件目
「無印良品」通販の顧客情報が流出か - 物流委託先がランサム被害
「Chrome」のスクリプトエンジンにゼロデイ脆弱性 - 修正版が公開
非常勤医師が自宅でサポート詐欺被害、内部に患者情報 - 和歌山の病院
メール誤送信で商談会出展事業者のメアド流出 - 大阪府
リサイクル着物の通販サイト、クレカ情報流出のおそれ
ランサム攻撃でシステム障害、情報流出の可能性 - 東海ソフト開発
メールアカウントがスパム踏み台に - 電気自動車の充電設備事業者
保健所のデータ受渡用USBが所在不明、管理記録に不備 - 沖縄県
Appleの動画エンコーダ「Compressor」に脆弱性 - アップデートで修正