DDoS攻撃、前月から約3割減、最大攻撃規模も縮小 - IIJレポート
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、同社サービスやバックボーンで9月に観測したDDoS攻撃の状況を取りまとめた。件数や攻撃の最大規模は前月から大きく減少している。
同社によると、9月に観測したDDoS攻撃は252件。前月の379件から約33.5%の減少となった。6月以降、3カ月連続で300件を超える状況が続いていたが、200件台とやや落ち着きを見せた。
1日あたりの平均攻撃件数は8.4件となり、12.2件だった前月から3.8件減となっている。9月1日に月内で最多となる19件が観測されたが、以降は日によってばらつきが見られた。
9月でもっとも規模が大きかったDDoS攻撃は、NTPプロトコルによる増幅攻撃。約262万パケットにより9.4Gbpsのトラフィックが発生した。攻撃の最大規模は6月をピークに減少傾向にある。
もっとも長時間継続したのも同攻撃であり、123分にわたり攻撃が展開されたという。

IIJによるDDoS攻撃の観測動向。4カ月ぶりに300件を下回った。最大攻撃規模は6月をピークに縮小傾向が続いている
(Security NEXT - 2024/11/01 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開