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3カ月連続で300件以上のDDoS攻撃を観測 - IIJ

インターネットイニシアティブ(IIJ)は、8月に同社サービスやバックボーンで観測したDDoS攻撃の状況を取りまとめた。

同社によると、8月は379件のDDoS攻撃を観測。前月の337件から12.5%増加した。6月以降、3カ月連続で300件を超える攻撃が観測されている。

1日あたりの平均攻撃件数は12.2件となり、前月比1.3件増。8月14日から17日のお盆休み前後に攻撃の増加が見られ、特に17日は1日で24件のDDoS攻撃を観測したという。

期間中に観測したもっとも規模が大きいDDoS攻撃は、DNSプロトコルを用いた増幅攻撃で、約426万パケットにより44.3Gbpsのトラフィックが発生した。1050万パケット、90.6Gbpsの攻撃が観測された前月からは縮小している。

もっとも長時間継続したのも同攻撃としており、12分にわたり継続したという。

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IIJによるDDoS攻撃の観測動向。3カ月連続で300件超の攻撃が観測された

(Security NEXT - 2024/09/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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