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「Drupal」のRESTモジュールに深刻な脆弱性 - 影響考慮し非サポート版向けにも更新

コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「Drupal」に深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。開発チームでは脆弱性の影響を踏まえ、非サポートバージョンに対してもアップデートを用意したという。

「RESTful Web Services(REST)モジュール」を利用し、特定の条件下でアクセス制御がバイパスされる脆弱性「CVE-2017-6919」が明らかとなったもの。重要度は、5段階中2番目にあたる「クリティカル(Critical)」。

同モジュールを有効化しており、さらに「PATCH」によるリクエストを許可、くわえて攻撃者がユーザーアカウントを利用できる場合に脆弱性を悪用されるおそれがある。

「同8.3.0」「同8.2.7」、および以前のバージョンが影響を受ける。ただし、「Drupal 7.x」に関しては影響を受けないとしている。

開発チームでは、脆弱性を修正した「同8.3.1」をリリース。さらに本来はサポート外である「8.2.x」に対しても影響の大きさを考慮し、「同8.2.8」をリリースしている。

(Security NEXT - 2017/04/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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