Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Chrome」にアップデート - 今月3度目のゼロデイ脆弱性修正

Googleは、ブラウザの最新版「Chrome 125」をリリースした。前回よりわずか2日でのアップデートとなり、再びゼロデイ脆弱性を解消している。

現地時間5月15日にWindowsやmacOS向けに「Chrome 125.0.6422.61」「同125.0.6422.60」、Linux向けに「同125.0.6422.60」をリリースしたもの。セキュリティに関する9件の修正を行った。

前回5月13日の更新からわずか2日でのアップデートとなる。前回、さらに前々回5月9日の更新でゼロデイ脆弱性に対処したが、今回対応した脆弱性の一部もすでに悪用が確認されているという。

重要度が4段階中2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性は2件。スクリプトエンジン「V8」における型の取り違え「CVE-2024-4947」や、グループポリシー管理に利用する「Dawn」に判明した「Use After Free」の脆弱性「CVE-2024-4060」に対処した。

このうち5月13日にKasperskyより報告を受けた「CVE-2024-4947」に関しては、すでに悪用が確認されているという。

このほか「中(Medium)」「低(Low)」とされる脆弱性2件に対処した。同社では今後数日から数週間をかけてアップデートを展開していく予定。今回修正した脆弱性は以下のとおり。

CVE-2024-4947
CVE-2024-4948
CVE-2024-4949
CVE-2024-4950

(Security NEXT - 2024/05/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ゴルフスクールのインスタアカが乗っ取り被害 - 意図しない投稿
住民の個人情報を議員に漏洩した職員2人を懲戒処分 - 吉野町
学生向けシステム内に不正ファイル、個人情報流出の可能性も - 帝塚山学院大
ランサム攻撃によりサーバやPCが被害 - 建設資材機械設備メーカー
危険物取扱者試験講習会の案内メールで誤送信 - 薩摩川内市
外部からの攻撃を検知、会員情報流出の可能性 - CNプレイガイド
個人情報約60万件が詐欺グループに - 個情委が名簿事業者に行政指導
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み