Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Ciscoの「SD-WAN」管理製品に深刻な脆弱性 - アップデートを

「Cisco SD-WAN vManage」の「REST API」に深刻な脆弱性が明らかとなった。アップデートが呼びかけられている。

同製品は「SD-WAN」の一元管理機能を提供するソフトウェア。「REST API」に対するリクエスト処理を十分検証しておらず、認証なしにインスタンスの構成情報を読み書きできる脆弱性「CVE-2023-20214」が明らかとなった。

ウェブ管理インターフェイスやコマンドラインなどは同脆弱性の影響を受けず、「REST API」のみ影響を受けるという。同社がサポートを提供する過程で発見したもので、脆弱性の悪用や公表は確認されていない。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.1」、重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

「同20.6.3.3」を含む以降のバージョンに影響があり、同社では脆弱性を修正した「同20.11.1.2」「同20.10.1.2」「同20.9.3.2」「同20.6.5.5」「同20.6.4.2」「同20.6.3.4」をリリース。アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/07/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

小学校で個別書類あると気づかず身体測定結果を誤配布 - 名古屋市
個人情報含むファイルを県内自治体に誤送信 - 静岡県
廃棄物運搬事業者への事務連絡メールで誤送信 - 横須賀市
Dropboxの電子署名サービスに不正アクセス - 顧客情報が流出
開発言語「R」のデシリアライズ処理に脆弱性 - 修正版へ更新を
保守委託先で顧客情報含むHDDが所在不明 - はばたき信組
サポート詐欺被害で情報流出の可能性 - 高齢・障害・求職者雇用支援機構
「改訂新版セキュリティエンジニアの教科書」が発売 - 日本シーサート協議会
「GitLab」のアカウント乗っ取る脆弱性、悪用が発生 - 米当局が注意喚起
QNAP製NASやアドオンに脆弱性 - 旧アドバイザリも更新、影響大きい脆弱性を追加