F5の「BIG-IP」や「NGINX」などに脆弱性 - アップデートを
F5は、四半期ごとに公開している定例のセキュリティアドバイザリを現地時間2月14日に公開した。「BIG-IP」や「NGINX」などが影響を受ける複数の脆弱性に対処したことを明らかにしている。
今回のセキュリティアドバイザリでは、「BIG-IP」「BIG-IQ」「F5OS」「NGINX」などが影響を受ける脆弱性について言及した。
CVEベースで20件の脆弱性が公表されている。またCVE番号は割り振られていないものの、セキュリティに関する2件の問題についても明らかにした。
重要度を見ると、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。2番目に高い「高(High)」が14件、「中(Medium)」が5件、「低(Low)」が1件だった。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアを見ると、今回公表されたなかでは「BIG-IP」に明らかとなった「CVE-2024-22093」がもっとも高く、「8.7」と評価されている。
「CVE-2024-22093」は、「iControl RESTエンドポイント」においてリモートより任意のシェルコマンドを実行できる「コマンドインジェクション」の脆弱性。悪用には権限が必要で、アプライアンスモードで実行している場合にのみ影響を受ける。
(Security NEXT - 2024/02/16 )
ツイート
PR
関連記事
リサイクル着物の通販サイト、クレカ情報流出のおそれ
ランサム攻撃でシステム障害、情報流出の可能性 - 東海ソフト開発
保健所のデータ受渡用USBが所在不明、管理記録に不備 - 沖縄県
「Chrome」のスクリプトエンジンにゼロデイ脆弱性 - 修正版が公開
Appleの動画エンコーダ「Compressor」に脆弱性 - アップデートで修正
Zoho製アプリ監視ツールにコマンド検証回避の脆弱性 - アップデートで修正
別会員加入者リストがDL可能に、委託先操作ミスで - 札幌市中小企業共済センター
「CODE BLUE 2025」まもなく開催 - CFP応募は前年比約1.6倍
「IBM AIX」のNIM関連機能に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
保育所で卒園児情報含むUSBメモリが所在不明 - 北九州市

