ブラウザ「Chrome」にゼロデイ脆弱性 - 緊急アップデートが公開
Googleは、同社ブラウザ「Chrome」にゼロデイ脆弱性が見つかったとして、現地時間5月9日にアップデートをリリースした。マイクロソフトも「Microsoft Edge」のアップデートを提供すべく準備を進めている。
WindowsやmacOS向けに「Chrome 124.0.6367.202」「同124.0.6367.201」、Linux向けに「同124.0.6367.201」をリリースしたもの。脆弱性1件を修正した。
解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2024-4671」を解消している。重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」。
5月7日に報告を受けた脆弱性で、すでに悪用を把握しているという。同社は数日から数週間をかけてこれらバージョンを展開していく予定。
「Chromium」をベースとした「Microsoft Edge」を展開するマイクロソフトにおいてもエクスプロイトが出回っていることを把握しているとし、アップデートのリリースに向けて準備を進めている。
(Security NEXT - 2024/05/10 )
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