機械学習の管理プラットフォーム「MLflow」に3件の脆弱性
機械学習のライフサイクルを管理するプラットフォーム「MLflow」に3件の脆弱性が明らかとなった。いずれも「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
サーバ上にファイルを配置することが可能となるパストラバーサルの脆弱性「CVE-2023-6015」が判明。また認証なしにファイルを上書きし、リモートよりコマンドを実行してデータやモデルにアクセスが可能となる「CVE-2023-6018」が明らかとなった。
さらに「REST API」の認証をバイパスしてアカウントの作成が可能となる「CVE-2023-6014」が判明している。
CVE番号を採番した脆弱性情報報告サイトのhuntrでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「CVE-2023-6015」「CVE-2023-6018」のいずれも最高値である「10」とした。また「CVE-2023-6014」は「9.1」と評価している。重要度はいずれも「クリティカル(Critical)」。
「CVE-2023-6015」「CVE-2023-6014」に関しては「同2.8.1」にて修正された。「CVE-2023-6018」の対応状況は不明。いずれも実証コードなど詳細が公開されている。
(Security NEXT - 2023/11/17 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ