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機械学習の管理プラットフォーム「MLflow」に3件の脆弱性

機械学習のライフサイクルを管理するプラットフォーム「MLflow」に3件の脆弱性が明らかとなった。いずれも「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

サーバ上にファイルを配置することが可能となるパストラバーサルの脆弱性「CVE-2023-6015」が判明。また認証なしにファイルを上書きし、リモートよりコマンドを実行してデータやモデルにアクセスが可能となる「CVE-2023-6018」が明らかとなった。

さらに「REST API」の認証をバイパスしてアカウントの作成が可能となる「CVE-2023-6014」が判明している。

CVE番号を採番した脆弱性情報報告サイトのhuntrでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「CVE-2023-6015」「CVE-2023-6018」のいずれも最高値である「10」とした。また「CVE-2023-6014」は「9.1」と評価している。重要度はいずれも「クリティカル(Critical)」。

「CVE-2023-6015」「CVE-2023-6014」に関しては「同2.8.1」にて修正された。「CVE-2023-6018」の対応状況は不明。いずれも実証コードなど詳細が公開されている。

(Security NEXT - 2023/11/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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