前回から4日、「Chrome」に再度アップデート - 今回もゼロデイ脆弱性を修正
Googleは現地時間5月13日、ブラウザ「Chrome」のセキュリティアップデートをリリースした。前回のアップデートからわずか4日でのアップデートとなる。
WindowsおよびmacOS向けに「Chrome 124.0.6367.208」「同124.0.6367.207」、Linux向けに「同124.0.6367.207」をリリースしたもの。
今回のアップデートでは、スクリプトエンジン「V8」に明らかとなった脆弱性「CVE-2024-4761」を修正した。域外メモリへ書き込むおそれがある。
5月9日に報告を受けた脆弱性で、すでに悪用が確認されているという。重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングしている。
「Chrome」に関しては、現地時間5月9日のアップデートで「Use After Free」の脆弱性「CVE-2024-4671」を解消したばかり。リリース日が近く、CVE番号が似ているが、異なる脆弱性であり、いずれも悪用が確認されているため注意が必要。
同社は数日から数週間をかけてこれらバージョンを展開していく。
(Security NEXT - 2024/05/14 )
ツイート
PR
関連記事
教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意