5月のMS月例パッチが公開 - 複数のゼロデイ脆弱性を修正
マイクロソフトは現地時間5月14日、5月の月例セキュリティ更新プログラムを公開した。61件の脆弱性を修正しており、2件の脆弱性いついてはすでに悪用が確認されているという。
今回のアップデートでは、「Windows」や「Office」をはじめ、「Azure」「Power BI」「Microsoft Intune」「Microsoft Dynamics 365」「.NET Core」「Visual Studio」などに明らかとなった脆弱性に対処した。
CVEベースで61件の脆弱性を修正しており、最大重要度を見ると、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は、「Microsoft SharePoint Server」に判明した「CVE-2024-30044」の1件。
サイト所有者の権限を持つ場合、「SharePoint Server」の権限で任意のコードを実行することが可能となる。悪用などは確認されていない。
重要度が2番目に高い「重要(Important)」とされる脆弱性は59件。のこる1件は「警告(Medium)」とレーティングした。
(Security NEXT - 2024/05/15 )
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