Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Drupal」にキャッシュ汚染の脆弱性 - 権限昇格のおそれ

「Drupal」にキャッシュポイズニングの脆弱性が明らかとなった。セキュリティアップデートが提供されている。

コンテンツマネジメントシステム(CMS)である「Drupal」のコア部分にあらたな脆弱性「SA-CORE-2023-006」が明らかとなったもの。アドバイザリが公開された現地時間9月20日の時点でCVE番号は示されていない。

キャッシュポイズニングの脆弱性で、「JSON:APIモジュール」がエラーのバックトレース情報を出力するため、構成によってはキャッシュされた機密情報を第三者に参照され、権限昇格につながるおそれがあるという。

「JSON:APIモジュール」を有効化している場合に影響があり、5段階の重要度において上から2番目にあたる「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。「RESTful Web Servicesモジュール」「GraphQLモジュール」については同脆弱性の影響を受けない。

開発グループでは、現地時間9月20日に同脆弱性を修正した「Drupal 10.1.4」「同10.0.11」「同9.5.11」をリリース。アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/09/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

メール誤送信でファンクラブ会員のメアド流出 - クリアソン新宿
新「NOTICE」がスタート、脆弱性ある機器も注意喚起対象に
サイトで閲覧障害、影響や詳細を調査 - メディキット
緊急連絡用職員名簿をポーチごと紛失、翌日回収 - 江戸川区
指導要録の紛失判明、過去に緊急点検するも見落とし - 杉並区
複数フォームで設定ミス、入力情報が閲覧できる状態に - Acompany
スポーツ用品販売のヒマラヤ公式Xが乗っ取り被害 - なりすましDMに注意
UTM設置時のテストアカウントが未削除、ランサム感染の原因に
カンファレンスイベント「CODE BLUE 2024」、講演者募集を開始
「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施