Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「VMware Workstation」「同Fusion」に脆弱性 - 「クリティカル」も

「VMware Workstation」「VMware Fusion」に複数の脆弱性が明らかとなった。アドバイザリにおいて重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

現地時間5月14日にセキュリティアドバイザリを公開し、あわせて4件の脆弱性に対処したことを明らかにしたもの。ハッキングコンテストで報告されたものも含め、いずれも外部へ非公開のもと報告を受けた。

「CVE-2024-22267」は、「vBluetooth」における解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性。仮想マシンのローカル管理者権限を持つ場合、ホスト上で仮想マシンのVMXプロセスとしてコードを実行することが可能になるという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.3」、重要度はもっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

のこる3件の脆弱性「CVE-2024-22268」「CVE-2024-22269」「CVE-2024-22270」については、ともにCVSS基本値を「7.1」、重要度を1段階低い「重要(Important)」とした。

同社は脆弱性を修正した「VMware Workstation 17.5.2」「VMware Fusion 13.5.2」を提供。あわせて回避策を案内している。

(Security NEXT - 2024/05/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

米親会社委託先にサイバー攻撃 - 希少疾患の製薬会社
未使用でも影響、7月修正の「IEゼロデイ脆弱性」 - 遅くとも5月に悪用
2Qはインシデントが約8.5%増 - フィッシングが増加
アカウント管理システムに侵害の痕跡、個人情報が流出 - 伊藤忠丸紅鉄鋼子会社
Dockerエンジンの認証プラグインに脆弱性 - CVSSは最高値だが悪用可能性は低
「BIND 9」にアップデート - DoS脆弱性4件を修正
Chromeのアップデートが公開 - セキュリティ関連で24件の修正
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性8件を修正
ブラウザ「Chrome」にアップデート - セキュ関連で10件の修正
特権アクセス管理製品「Symantec PAM」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も