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道総研のPCがマルウェア感染 - 外部と不正通信

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北海道立総合研究機構は、同機構環境科学研究センターのパソコンがマルウェアに感染し、外部との不正な通信を行っていたことを明らかにした。

音響データの分析に用いているパソコン1台がマルウェアに感染し、8月5日9時過ぎから13日1時半ごろにかけて、内部サーバを経由して外部と不正通信を行っていたもの。8月15日18時半過ぎに、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)から情報提供があり、問題に気が付いた。

流出したデータは特定されていないが、対象のパソコンに保存されていたのは、音響データやパソコンを使用している職員の出張計画などに限られ、機密情報は保存されていないという。

同機構では不正アクセスの判明後、同センターのシステムを外部ネットワークから遮断し、使用を停止。他端末の感染状況を確認するとともに、今回感染したマルウェアの種類や感染経路について調査を進めている。

(Security NEXT - 2016/08/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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