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東京海上Gの顧客情報が流出した可能性 - 損査業務には影響なし

東京海上グループの業務委託先がサイバー攻撃を受け、顧客情報が外部に流出した可能性があることがわかった。損害査定に関する一部資料なども流出した可能性があるが、業務に影響はないという。

同グループの複数社より業務を委託していた高野総合会計事務所においてランサムウェアの感染被害が発生したもの。同社は「微量」としつつも外部との通信が確認されたとし、情報の流出の可能性があるとして顧客へ報告するとともに調査を進めている。

報告を受けた同グループは、保険業務や取引先、従業員に関する情報など、グループ全体であわせて約6万3200件の情報が外部に流出した可能性があることを明らかにした。

東京海上日動火災では、賠償責任保険などを中心に損害査定業務に関する3957件のデータや、一部委託先の財務状況に関する情報11件が流出した可能性がある。

保険契約者の氏名のほか、被保険者の氏名、住所、電話番号、証券番号、保険事故の相手方に関する氏名、査定のために提出された資料、査定結果の報告書などが含まれる。

(Security NEXT - 2024/07/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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