Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

サイゼリヤ、ランサムウェア攻撃で個人情報流出 - 6万件超が被害か

レストランチェーンを展開するサイゼリヤが、外部よりサイバー攻撃を受けた問題で、取引先や従業員の個人情報が流出したことがわかった。

同社の複数のサーバにおいてシステム障害が発生。第三者によるランサムウェア攻撃に起因する被害であることを10月13日に確認し、同月16日に事態を公表するとともに外部協力のもと調査を進めていた。

調査の結果、マルウェア感染により、外部より個人情報へアクセスできる状態が発生し、一部個人情報が流出したことが判明。取引先の関係者に関する氏名、住所、電話番号、メールアドレスなど2234件が流出したおそれがある。

さらに退職者も含めた従業員やその家族の氏名、住所、電話番号、生年月日、メールアドレスなど5万8853件についても流出した可能性があるという。

二次被害は確認されていない。問題の発覚を受けて同社では、個人情報保護委員会へ報告するとともに警察への相談を行っている。

同社では関係者へ謝罪するとともに注意を喚起。引き続き、原因について調査を進めるとともに、セキュリティ対策、法的対応について検討していく。

(Security NEXT - 2024/12/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

メール本文に関係者アドレスを記載、削除し忘れ流出 - 神奈川県
兵庫県、「はばタンPay+」のシステムを改修 - 申請受付を再開
地域電子商品券「はばタンPay+」サイトで不具合、個人情報流出 - 兵庫県
CDN導入時に設定ミス、複数フォームで個人情報を誤表示 - スカイマーク
複数サーバでランサム被害、痕跡未確認も情報流出の可能性 - はるやまHD
テモナのEC支援SaaSに侵害の痕跡 - 攻撃経路や影響など調査
MS、「Windows Server」向けに定例外パッチ - 米当局が悪用確認
3Qの脆弱性届出は160件 - ソフトウェア製品が倍増
Dellストレージ管理製品に認証回避の脆弱性 - アップデートで修正
「Adobe Commerce/Magento」や「WSUS」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局