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総務省、組織が無線LANを導入するための手引書案 - パブコメを実施中

総務省は、組織が安全に無線LANを利用するための手引き書「企業等が安心して無線LANを導入・運用するために(案)」を策定し、2013年1月4日まで意見を募集している。

同省では、従来より手引き書として「安心して無線LANを利用するために」を公表しているが、無線LANの利用が拡大していることから、一般と企業などの組織向けに手引き書を分け、改定を進めている。すでに一般利用者向けの手引書「一般利用者が安心して無線LANを利用するために」はすでに策定を終え、11月より公開している。

今回パブリックコメントを実施する手引き書の策定にあたり、企業などの無線LAN利用形態や対策技術の最新動向を、民間調査機関に委託して調査を実施。想定される情報セキュリティ上の脅威や組織として実施すべき対策などを手引き書としてまとめた。

無線LANにおける接続認証や通信の暗号化、ネットワークの分割、侵入検知防止システムの導入など技術面の対策や、電波伝搬範囲の設定、ログの収集保存など管理面の対策を説明。

さらに導入から構築、運用など段階別に実施すべき対策を取りまとめている。また情報窃取や改ざん、侵入、なりすましなど、危険性の具体的な事例や解決策なども収録した。

(Security NEXT - 2012/12/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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