Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

エレコム製無線LANルータに脆弱性 - ファームウェアの更新を

エレコムが提供する一部無線LANルータにあらたな脆弱性が明らかとなった。また過去に公開された脆弱性に関しても対象機種が追加されており、注意が必要となる。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、「WRC-X5400GS-B」「WRC-X5400GSA-B」の2モデルにOSコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2024-36103」が明らかとなったもの。

ログインしたユーザーが細工したリクエストを送信することで、OSコマンドの実行が可能となる。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「6.8」と評価されている。

ゼロゼロワンの早川宙也氏がJPCERTコーディネーションセンターへ報告し、調整が実施された。ファームウェア「バージョン1.0.12」以降で同脆弱性は修正されている。

また同社無線LANルータに関しては、2月や3月に公開された脆弱性「CVE-2024-21798」「CVE-2024-23910」「CVE-2024-25568」「CVE-2024-25579」「CVE-2024-26258」「CVE-2024-29225」について対象機種が追加された。あわせて注意が必要。

(Security NEXT - 2024/05/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

NVIDIAのロボティクス基盤「Isaac Launchable」に深刻な脆弱性
社内侵入の痕跡確認されず、クラウドサービスは個別対応 - BBT
高校で生徒の個人情報含む記録簿を紛失 - 大阪府
委託先でメール誤送信、講座受講者のメアド流出 - 神奈川県
「SSHコンソーシアムTOKAI」の情報発信サイトが改ざん被害
企業サイトが負荷上昇で断続的に停止、原因など調査 - コスミック
事故関係の通話内容含む一部記録媒体が所在不明 - 東京海上ダイレクト
遠隔アクセス用サーバ経由で侵入、個人情報流出の可能性も - サカタのタネ
顧客管理システムの開発委託先で侵害 - 日産ディーラーの個人情報が流出
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ