Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Fortinetの複数製品に脆弱性 - 「クリティカル」も

Fortinetは現地時間12月18日、3件のセキュリティアドバイザリを公開した。「クリティカル」とされる脆弱性や「VPN」のパスワードを窃取される脆弱性などが含まれており、アップデートを呼びかけている。

無線LAN管理製品の「FortiWLM」では、認証されていないリモートの攻撃者によって機密ファイルを読み取られるおそれがある脆弱性「CVE-2023-34990」が判明した。脆弱性を悪用されると任意のコードやコマンドを実行されるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティング。脆弱性を修正した「同8.6.6」「同8.5.5」を提供しており、同バージョン以降へ更新するよう求めた。

一方「FortiManager」ではコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2024-48889」が明らかとなった。細工された「FGFM(FortiGate Fabric Management Protocol)」のリクエストを介して不正なコードを実行されるおそれがある。

さらにWindowsやLinux向けに提供している「FortiClient」では、メモリより「VPN」のパスワードを窃取される脆弱性が判明した。

(Security NEXT - 2024/12/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

一部サーバでランサム被害、生産活動の影響なし - 光精工
「OpenSSL」にあらたな脆弱性 - アップデートを公開
Adobe、セキュリティアドバイザリ7件を公開
「FortiOS」にあらたな脆弱性 - 悪用済み脆弱性と関連する脆弱性も
Progress製ロードバランサーに複数の脆弱性 - 早急にアップデートを
IvantiのVPNやアクセス制御製品に複数の脆弱性 - 「クリティカル」も
2月のMS月例パッチがリリース - ゼロデイ含む複数脆弱性を解消
「Adobe Commerce」や「Magento」に複数脆弱性 - 緊急パッチも
「iOS」「iPadOS」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
「Zimbra」に複数の深刻な脆弱性 - 最新版へアップデートを