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バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ

バッファローが提供する無線LANルータの一部モデルに脆弱性が明らかとなった。認証情報が漏洩したり、コマンドを実行されるおそれがあり、アップデートが呼びかけられている。

パスワードが平文で保存されており、窃取されるおそれがある「CVE-2024-23486」や、コマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2024-26023」が明らかとなったもの。

「CVE-2024-26023」については、「WCR-1166DS」「WSR-1166DHP」「WSR-1166DHP2」「WSR-2533DHP」「WSR-2533DHP2」「WSR-2533DHPL」「WSR-A2533DHP2」の7モデルに脆弱性が存在。

このうち4モデル「WSR-2533DHP」「WSR-2533DHP2」「WSR-2533DHPL」「WSR-A2533DHP2」は、「CVE-2024-23486」の影響も受ける。

「CVE-2024-23486」では、ログイン画面へアクセスできる場合、設定されている認証情報を取得することが可能。

一方「CVE-2024-26023」は、OSコマンドの実行が可能となる脆弱性で、悪用にはログイン権限が必要とされるが、「CVE-2024-23486」が併存する機種では容易に権限を取得されるおそれがある。

(Security NEXT - 2024/04/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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