エレコム製の複数無線LANルータやアクセスポイントに脆弱性
エレコム製の無線LANルータやアクセスポイントなど複数機種にあらたな脆弱性が明らかとなった。過去のアドバイザリも更新されており、あわせて注意が必要となる。
脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、機種によって影響を受ける脆弱性は異なるが、あわせて4件の脆弱性が明らかとなったもの。「WRC-X3000GS2-B」「WRC-X3000GS2-W」「WRC-X3000GS2A-B」「WAB-I1750-PS」「WAB-S1167-PS」の5機種が対象となる。
「CVE-2024-43689」は、一部「CGI」において入力値に対する処理に不備があり、スタックベースのバッファオーバーフローが生じる脆弱性。
「telnet」において認証が欠如している脆弱性「CVE-2024-39300」や、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2024-34577」「CVE-2024-42412」もあわせて判明している。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアを見ると、今回判明したなかでは「CVE-2024-43689」がもっとも高く「8.8」、「CVE-2024-39300」が「8.1」で続いた。
また1月から8月にかけて公開されたアドバイザリに関しても、対象機種が追加されるなど、情報が更新されており、注意が必要となる。
(Security NEXT - 2024/08/30 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ