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「偽セキュリティ対策ソフト」関連の相談が倍増 - IPAまとめ

情報処理推進機構(IPA)は、3月に同機構が受け付けたウイルスや不正アクセスの届出状況を取りまとめた。不正アクセス届出や相談件数が減少するなか、「偽セキュリティ対策ソフト」関連の相談が増加した。

同機構によれば、3月のウイルス検出数は1万5841件で、2月の1万5804から0.2%とわずかなに増加した。検出数ランキングの1位は前月と変わらず「Netsky」で、2位の「Mydoom」とあわせると全体の8割強を占める。

同一届出者のもとで、同種のウイルスが同日中に複数検出された場合に1件とカウントする「届出件数」は866件で、2月の833件から4%増加した。1位は「Mydoom」で、「Netsky」「Autorun」と続く。

不正アクセスの届出件数は5件で、2月の13件から大きく後退し低い水準となった。そのうち4件で被害が発生しており、内訳は「侵入」2件、「なりすまし」2件だった。また相談件数は54件で、そのうち10件で被害が発生している。

「侵入」被害の内訳は、ウェブページ改ざんと、不正プログラム配布の踏み台として悪用されたケースがそれぞれ1件。「なりすまし」では、ウェブメールとオンラインショッピングで被害が発生した。

同機構に寄せられた相談件数は772件で、2月の1073件から減少。2011年後半から減少傾向が続いている。

「ワンクリック請求」関連の相談が130件、「Winny」に関する相談が6件と、いずれも前月より目立った減少を見せる一方、「偽セキュリティ対策ソフト」関連の相談は44件で、前月の24件から倍近い伸びとなった。

「偽セキュリティ対策ソフト」は、脆弱性を悪用して感染するケースが多いことから、同機構ではOSやアプリケーションを常に最新版に保つよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2012/04/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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