大規模漏洩で忍び寄る「なりすまし」の危機 - IPAがパスワード管理徹底を呼びかけ
情報処理推進機構(IPA)は、4月以降にウェブサイトから個人漏洩が漏洩する大規模な事件が発生していることを受け、インターネット利用者へ二次被害対策を呼びかけている。
サイバー犯罪者により不正アクセスで入手したIDやパスワードが悪用され、他サイトへ「なりすまし」によるアクセスが行われる可能性があることから注意喚起しているもの。
「なりすまし」では、金銭的な被害を受ける危険がある上、連鎖的に被害が拡大する可能性があると同機構では指摘。IDやパスワードの使い回しが被害の拡大を招くと警告する。
さらに、犯罪者へ個人情報がわたるのは「個人情報漏洩」だけでなく、フィッシング攻撃によりアカウント情報が窃取されたり、辞書攻撃でパスワードが特定されてしまうケースもあることから、パスワードの適切な管理を呼びかけている。
同機構では、被害を防ぐ対策として、アルファベットや数字、記号など文字種すべてを組み合わたパスワードの利用を推奨。また適切な保管、不特定多数が利用するパソコンで入力しない、利用しないサービスの定期的な棚卸しする、ワンタイムパスワードの活用などを紹介している。
(Security NEXT - 2011/06/07 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
フィッシング報告約19万件 - URLは前月比1割減
偽「国勢調査」に注意 - 罰則で不安煽り、記念品で関心引く
ポケモングッズ通販に不正ログイン - 会員情報の改ざんも
Android版「MS Edge」にアップデート - 独自修正も
MS、月例セキュリティ更新80件を公開 - 「緊急」8件などに対応
一部利用者から「身に覚えのないログイン」の報告 - Qoo10
人事データやメールの不正閲覧で職員を処分 - 奈良市
約700件のアカウントで不正ログイン被害、ポイント不正利用も - PinT
米当局、TP-Link製ルータ2件の脆弱性悪用を確認 - 利用中止も勧告
フィッシングURLが前月比4割増、報告20万件超 - 証券関係が再増加