「不正ログイン」相談が約1.5倍 - 「偽警告」は関係者逮捕で減少するも限定的
2025年第3四半期に個人から寄せられたセキュリティの相談件数は、前四半期比4.0%減となり、2824件だった。一方で「不正ログイン」に関する相談については約1.5倍に増加している。
情報処理推進機構(IPA)が、同四半期に同機構の「情報セキュリティ安心相談窓口」で対応した個人からの相談状況について取りまとめたもの。
同四半期に寄せられた相談件数は2824件。前四半期の2941件から約4.0%減少した。2期連続で減少している。
相談内容を見ると、「マルウェアを検出した」などと偽の警告画面で不安を煽り、「サポート窓口」を装って金銭をだまし取ったり、端末を侵害する「偽警告」が647件。
912件だった前四半期から約29.1%減と目立って減少した。5月にサポート詐欺に関与したとされる6人が逮捕され、一時的に相談件数の減少が見られたものの、その後増加しているとし、予断を許さない状況となっている。
(Security NEXT - 2025/11/04 )
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