Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Mozilla、最新版ブラウザ「Firefox 134」を公開 - 複数の脆弱性を修正

Mozilla Foundationは現地時間1月7日、ウェブブラウザの最新版となる「Firefox 134」をリリースした。複数の脆弱性を解消している。

今回のアップデートでは、Windows版においてHEVC動画のハードウェアアクセラレーションに対応したほか、Linux版でタッチパッドのホールドジェスチャをサポートするなど機能強化を実施。さらにCVEベースであわせて11件の脆弱性に対処した。

重要度が「高(High)」とされる脆弱性を見ると、メモリ破壊が生じ、任意のコードを実行されるおそれがある「CVE-2025-0242」「CVE-2025-0247」に対応した。

またAndroid版においてアドレスバーが偽装されるおそれがある「なりすまし」の脆弱性「CVE-2025-0244」に対処している。

このほか、「WebChannel API」において権限の昇格が生じる「CVE-2025-0237」や、テキストの改行処理において解放後のメモリを使用する「Use After Free」の脆弱性「CVE-2025-0238」など重要度が1段階低い「中(Moderate)」とされる脆弱性8件を修正した。

(Security NEXT - 2025/01/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局