「Cisco ASA/FTD」脆弱性がDoS攻撃の標的に - 修正を再度呼びかけ
Cisco Systemsのファイアウォール製品に深刻な脆弱性「CVE-2025-20333」「CVE-2025-20362」が確認され、ゼロデイ攻撃の対象となっていた問題で、異なる攻撃が確認された。同社ではあらためてソフトウェアのアップデートを呼びかけている。
ファイアウォール製品「Cisco Secure Firewall ASA(Adaptive Security Appliance)」「Cisco Secure FTD(Firewall Threat Defense)」では、リモートより任意のコードを実行できる脆弱性「CVE-2025-20333」が判明。
また本来アクセスが制限されているVPN関連のURLに対し、認証なしにアクセスが可能となる「CVE-2025-20362」が明らかとなり、Cisco Systemsでは9月にアドバイザリを公開し、利用者にアップデートを呼びかけていた。
これら脆弱性については、2025年5月ごろよりセーフブートに対応していない一部機種を標的とし、ゼロデイ攻撃が展開されていたことが判明している。
Cisco Systemsは、これら脆弱性に関して、あらたな攻撃が確認されたとして、現地時間2025年11月5日にセキュリティアドバイザリを更新した。
パッチが適用されておらず、脆弱性が存在する機器では、攻撃を受けると予期せず再読み込みが発生し、サービス拒否の状態に陥るおそれがある。
同社は「Cisco Secure Firewall ASA」「Cisco Secure FTD」の利用者に対し、あらためて脆弱性が修正されたソフトウェアへのアップデートを強く呼びかけている。
(Security NEXT - 2025/11/06 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明
「OpenShift GitOps」に権限昇格の脆弱性 - クラスタ掌握のおそれ
CiscoやSonicWallのゼロデイ脆弱性悪用に注意喚起 - 米CISA
「Node.js」のアップデートが再延期 - 年明け2026年1月7日を予定
SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性
「Apache Airflow」の開発用拡張コンポーネントにRCE脆弱性
NVIDIAのロボティクスやAI開発向けシミュレーション基盤に脆弱性
Ciscoのメールセキュリティ製品にゼロデイ攻撃 - 構成や侵害状況の確認を
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を
