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オンラインゲームのパスワードを盗む「Virus.Win32.Alman.b」が急増 - Kasperskyランキング

Kaspersky Labs Japanは、2008年12月に同社ネットワーク「Kaspersky Security Network(KSN)」で検知した不正プログラムなどの状況を取りまとめ、公表した。

12月にユーザーのPC上で検知した悪意あるプログラムやアドウェアは3万8190件で、11月の4万5690件から減少した。ランキングの1位は「Virus.Win32.Sality.aa」、2位は「Packed.Win32.Krap.b」で11月と変わらず、ランキング全体にも大きな変動は見られなかった。

そのなかで動きを見せたのは「Virus.Win32.Alman.b」で、前月から10位上昇し7位にランクインした。同ウイルスはオンラインゲームのパスワードを盗み出すもので、ゲームユーザーの活動が最も活発になる冬に同ウイルスが急増したと分析している。

また、圏外から10位に新規ランクインした「Worm.Win32.AutoIt.ar」のほか、11月からランクを3つ上げた「Mabezat.b」および「AutoRun.eee」など、ポータブルメディア経由で拡散するウイルスの増加も目立っている。マルチメディアファイルをターゲットとする「Trojan-Downloader.WMA.GetCodec.c」も、前月から順位を下げたものの6位にランクインしており、亜種も多く広がっていることから、今後も注意が必要だとしている。

トップ20に入っているプログラムを種類別に見ると、トロイの木馬と自己増殖するVirWareがいずれも45%を占めている。同社は均衡した状況について、マルウェアの現状を正確に反映したものだと指摘している。

感染オブジェクトのランキングでは大きな変動はみられなかったが、20位圏内に2つのプログラムが新規ランクインした。4位にダウンローダ型トロイの木馬「Trojan-Downloader.HTML.Agent.ml」がランクインしたほか、16位にFujack.bdの変種である「Worm.Win32.Fujack.cf」が入っている。

検知したコンピュータ総数によるランキング

1位:Virus.Win32.Sality.aa
2位:Packed.Win32.Krap.b
3位:Trojan-Downloader.Win32.VB.eql
4位:Worm.Win32.AutoRun.dui
5位:Trojan.HTML.Agent.ai
6位:Trojan-Downloader.WMA.GetCodec.c
7位:Virus.Win32.Alman.b
8位:Trojan.Win32.AutoIt.ci
9位:Packed.Win32.Black.a
10位:Worm.Win32.AutoIt.ar

感染オブジェクトによるランキング

1位:Virus.Win32.Sality.aa
2位:Worm.Win32.Mabezat.b
3位:Virus.Win32.Xorer.du
4位:Trojan-Downloader.HTML.Agent.ml
5位:Net-Worm.Win32.Nimda
6位:Virus.Win32.Alman.b
7位:Virus.Win32.Parite.b
8位:Virus.Win32.Virut.n
9位:Virus.Win32.Sality.z
10位:Virus.Win32.Virut.q

(Security NEXT - 2009/01/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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