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ゲームユーザー狙うマルウェアが引き続きまん延 - ESET

キヤノンITソリューションズは、ESETが10月にマルウェアの追跡システム「ThreatSense.Net」で観測したウイルス検知の状況を発表した。

ランキング上位の順位に変動はなく、前月に引き続き10月もゲームユーザーのIDなどを狙うマルウェアファミリ「Win32/PSW.OnLineGames」が首位をキープした。ただしシェアは、19.47%まで急上昇した前回調査から半減し、11.3%とやや落ち着きを見せた。

一方割合が増加したのは、オートランファイルを悪用するマルウェアの総称となる「INF/Autorun」。順位は前回同様の2位だが、割合が3.53%から6.54%へと増加しているという。

今回、同社が注意を促しているのは6位に入っているダウンローダ「WMA/TrojanDownloader.GetCodec.Gen」。オーディオファイルを改ざんし、不正サイトへのURLを追加マルウェアで、感染力が強く、ランク外だったが9月下旬から増加し、6位まで上昇した。

またランキング外だが、ウイルス対策製品からマルウェアの振る舞いを隠す「Packer/Themida」やPDFリーダーの脆弱性を狙う不正なPDFファイルも目立った。さらにマイクロソフトが10月24日に定例外で公開した脆弱性「MS08-067」を狙い、トロイの木馬をインストールする攻撃も確認している。

同社が発表したマルウェアのトップ10は以下のとおり。

1位:Win32/PSW.OnLineGames
2位:INF/Autorun
3位:Win32/Toolbar.MywebSearch
4位:Win32/Pacex.Gen
5位:WMA/TrojanDownloader.Wimad.N
6位:WMA/TrojanDownloader.GetCodec.Gen
7位:Win32/Agent
8位:Win32/Adware.Virtumonde
9位:JS/TrojanDownloader.Iframe.NBM
10位:Win32/Qhost

(Security NEXT - 2008/11/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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