キヤノン、複合機やプリンタ利用者に更新呼びかけ - 「WannaCrypt」感染のおそれも
キヤノンマーケティングジャパンは、「WannaCrypt」の感染拡大を受け、キヤノン製レーザー複合機やレーザープリンタ、プリントサーバなど、一部影響を受ける機種の利用者へ、セキュリティ更新プログラムを適用するよう注意を喚起した。
同社の複合機など一部製品がWindowsを使用しており、5月前半より拡大が確認されている「WannaCry」「WCry」といった別名でも知られるランサムウェア「WannaCrypt」の影響を受ける可能性があるとして、注意を呼びかけたもの。
具体的には、「varioPRINT 135シリーズ」「VarioPrint 6000Ultra/Ultra+シリーズ」「PRISMAsync」「imagePRESS Server」「ColorPASS」などが影響を受けるという。
同ランサムウェアは、「SMB v1」の脆弱性「MS17-010」の脆弱性を悪用。ワームとして動作し、ネットワークを通じて感染を拡大するおそれがある。また、ランサムウェアの機能を備えない亜種や、同脆弱性を利用する攻撃も確認されている。
(Security NEXT - 2017/06/23 )
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