Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「FortiOS」の認証回避脆弱性、攻撃継続中 - 国内でも被害

JPCERTコーディネーションセンターは、1月にFortinetより公表された「FortiOS」などが影響を受ける脆弱性が、引き続きサイバー攻撃に悪用されているとして注意喚起を行った。

現地時間2025年1月14日にセキュリティアドバイザリが公表された脆弱性「CVE-2024-55591」が、その後も引き続き悪用されているとして、注意を呼びかけたもの。

「CVE-2024-55591」は、「FortiOS」「FortiProxy」において認証の回避が可能となり、管理者権限の奪取が可能となる脆弱性。実証コードも公開されている

2024年11月以降にゼロデイ攻撃が展開されたとの指摘もあり、セキュリティ機関ではアップデートや侵害調査の実施など行うよう呼びかけてきた。2月には関連する脆弱性「CVE-2025-24472」がFortinetにより公表されている。

JPCERTコーディネーションセンターは、これら脆弱性に関連し、2025年1月から3月にかけてランサムウェアによる攻撃が複数発生しているとの報告もあると指摘した。

(Security NEXT - 2025/05/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Apache Tomcat」に複数脆弱性 - 4月上旬のアプデで修正済み
大規模言語モデル推論エンジン「vLLM」に深刻な脆弱性
「Active! mail」脆弱性の侵害確認方法、引き続き調査
GitLabに3件の脆弱性 - セキュリティアップデートをリリース
F5、四半期定例アドバイザリで脆弱性12件に対処
GeoVision製EOL機器に対する脆弱性攻撃が発生 - 米当局が注意喚起
RadwareのクラウドWAFに脆弱性 - フィルタ回避のおそれ
Cisco IOS XE無線LANコントローラに脆弱性 - root権限奪取のおそれ
SonicWall「SMA100」シリーズに脆弱性 - 初期化やファイル書き込みのおそれ
API管理ツール「WSO2 API Manager」の旧版にXXE脆弱性