ウェブ運用管理ツール「CyberPanel」の脆弱性悪用に警戒を
米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、ウェブホスティング管理ツール「CyberPanel」に判明した脆弱性が悪用されているとして注意を呼びかけた。
認証をバイパスし、任意のコマンドを実行可能とする脆弱性「CVE-2024-51378」を、現地時間12月4日に「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ追加したもの。米行政機関に対策を促すとともに広く注意を呼びかけた。
同脆弱性は、ランサムウェア「PSAUX」の感染活動に悪用されていることが判明している。
CVE番号を採番したMITREでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを、最高値となる「10.0」と評価。重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。
同脆弱性は、10月に「CVE-2024-51567」「CVE-2024-51568」などとともに明らかとなり、脆弱性の詳細が公表された。現地時間10月29日にパッチをリリース。脆弱性を修正した「同2.3.8」を提供している。
また同庁では、今回の「CVE-2024-51378」の追加に先立ち、11月7日に「CVE-2024-51567」を「KEV」へ登録していた。
(Security NEXT - 2024/12/05 )
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