フィッシングサイトの割合が上昇 - お中元に便乗した詐欺サイトも
BBソフトサービスによれば、6月は不正サイトのなかでもフィッシングサイトの割合が上昇した。中元シーズンを狙った詐欺サイトも確認されているという。
同社が、6月にセキュリティ対策製品で検知した不正サイトの状況を取りまとめたもの。レポートによれば、6月に検知した不正サイトの件数は82万7076件で、5月の84万182件から1.6%減少した。
不正サイトを種類別に見ると、「ワンクリック、不正請求詐欺サイト」が全体の90.2%を占める。前月から3.1ポイント減となったものの、大半を占める傾向は変わらない。
一方5.7ポイントと目立った上昇を見せたのが「フィッシング詐欺サイト」で、全体の8.3%を占めた。そのほか、「脆弱性悪用サイト(0.8%)」「偽セキュリティ対策ソフト配布サイト(0.5%)」「マルウェア感染サイト(0.2%)」などいずれも、前月からわずかに後退している。
中元シーズンに便乗した詐欺サイトが確認されている。贈答シーズンを狙い、偽ブランド品を買わせようとする手口だった。取り扱う品物が高級ブランド品であるなど不自然な内容で、日本の商習慣に疎い外国人が作成したと見られている。
(Security NEXT - 2014/07/11 )
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