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FFRI、ハニーポットでウェブ経由の感染を検知する標的型攻撃対策製品

フォティーンフォティ技術研究所(FFRI)は、ウェブ経由のマルウェア感染を可視化したり、防御できる新製品「FFR tabaru」を10月12日より販売開始する。

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「FFR tabaru」のしくみ。ウェブ経由のマルウェア攻撃をハニーポットで検知する(図:FFRI)

同製品では、仮想マシンでマルウェアへ感染する脆弱性を含んだハニーポットを構築。スイッチから取得するURLデータをもとに同環境で自動巡回を行い、マルウェア感染を検知することで、ウェブ経由のマルウェア感染を可視化できる。

脆弱性攻撃やマルウェアの検出には、同社製品「FFR yarai」に搭載されているヒューリスティックエンジンを使用。プロクシサーバとのICAP連携により、検出だけでなく、マルウェア感染サイトへのアクセスを遮断することもできる。

カスタマイズにより利用者の環境に準じたハニーポットを構築することが可能で、特定の環境のみ発症する巧妙な標的型攻撃にも柔軟に対応。必要に応じて複数のハニーポットを運用することもできる。

また同社ではマルウェアの解析サービスを提供しており、ハニーポットで捕獲した検体の詳細について、調査を依頼することも可能。価格は、ベースセットが262万5000円。

(Security NEXT - 2012/10/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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