「Monkif」減少するも「SpyEye」が増加 - ラック2011年上半期まとめ
ラックは、同社セキュリティオペレーションセンター「JSOC」で観測した2011年上半期のインシデント状況について取りまとめた。
同社によれば、クライアントPCに対する脅威は、2010年11月に1カ月間で800件以上と通常の倍以上となる値を観測してピークを迎えたが、「Monkif」の感染活動減少などを背景に、2011年1月には約300件まで減少、6月には100件強まで縮小した。
内部ネットワークからの通信によるインシデントが、大半を占めている状況で、内部ネットワークにおける検知件数を見ると「Conficker」と「Monkif」がそれぞれ22%と同率で最多だった。
以降は、「ET Trojan」が12%、「Mariposa」が11%で続いている。「Gumblar X」はボットネットの活動停止により従来ほど活動は活発ではないが、1%と少ないながら一部亜種の活動が検知されている。
(Security NEXT - 2011/11/21 )
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