通販サイトでの「ウェブスキミング」に業界団体が注意喚起
日本通信販売協会(JADMA)は、eコマースサイトにおいて個人情報が窃取されるいわゆる「ウェブスキミング」の被害が確認されているとして、あらためて会員事業者に注意喚起を行った。
「ウェブスキミング」は、第三者がシステムの脆弱性などを突いて不正アクセスを行い、ウェブサイトに悪意あるスクリプトを埋め込む手口。ウェブサイト上で入力された情報が意図せず第三者に送信され、漏洩するおそれがある。
これまでもウェブサイトのデータベースが侵害される事件が発生し、ECサイトにおけるクレジットカード情報の非保持化が進んだが、「ウェブスキミング」では、クレジットカード情報をサイト上で保持しない場合も、入力時にデータを窃取され、漏洩被害につながるおそれがある。
2025年3月に改訂されたクレジット取引セキュリティ対策協議会の「クレジットカード・セキュリティガイドライン」においても、クレジットカード情報の保持に関係なく、ECサイトのセキュリティ対策を強化するよう求めている。
JADMAでは、サイバー保険の団体保険を提供しているほか、会員に対して対策を呼びかけている。
(Security NEXT - 2025/08/27 )
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