Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

関通でランサム被害 - 物流関連サービスで影響が波及

ECサイト受注管理業務代行サービスをはじめ、物流関連サービスを提供する関通は、サイバー攻撃を受け、ランサムウェアの感染被害が発生したことを明らかにした。

同社によれば、9月12日18時ごろ、サーバで障害を検知。一部サーバがランサムウェアに感染していることを確認した。

同社では被害の拡大を防ぐため、取引先や外部とのネットワークを遮断。警察や関係官庁に報告するとともに、外部協力のもと、被害の調査や復旧作業に取り組んでいる。

また同問題に関連し、ジェイテクトはバレーボールチーム「ジェイテクトSTINGS」の関連商品を取り扱う「ジェイテクトSTINGS公式オンラインショップ」において利用者に関する個人情報が流出した可能性があることを明らかにした。

ジェイテクトでは発送業務をHYPグループに委託しており、関通が同社より倉庫管理システムの開発保守を請け負っていたことから影響が波及。公式オンラインショップについては9月14日より一時閉鎖しており、再開時期は未定だという。

また9月12日以降に受注した商品は、問題の倉庫管理システムにデータ送信を行わず、直接ジェイテクトより発送するとしている。

(Security NEXT - 2024/09/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「macOS Tahoe 26.2」で脆弱性47件を修正 - 「Safari」も更新
「iOS」にアップデート - 「WebKit」のゼロデイ脆弱性2件など修正
「制御システムセキュリティカンファレンス2026」を2月に都内で開催
高校部活体験会申込フォームで個人情報が閲覧可能に - 群馬県
配達中に郵便物1束を紛失 - さいたま市内の郵便局
メルマガアカウント侵害、スパム送信踏み台に - サロン向け器具メーカー
ユニフォームに個人情報入りメモリ、洗濯業者から回収 - 関越病院
ハウステンボスへのサイバー攻撃 - 個人情報流出の可能性
「Chromium」ゼロデイ脆弱性、Macに影響 - 米当局が注意喚起
「Plesk」Linux版に権限昇格の脆弱性 - アップデートで修正