Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

IBMのデータ変換プラットフォームに深刻な脆弱性 - 修正版を提供

IBMのデータ変換基盤「IBM Transformation Extender Advanced(旧IBM Standards Processing Engine)」に深刻な脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

「同10.0.1」において、信頼できないデータをデシリアライズする脆弱性「CVE-2023-49886」が明らかとなったもの。

細工されたデータを処理させることで、認証を必要とすることなくリモートより任意のコードを実行することが可能となる。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「9.8」と評価されており、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同社は、同脆弱性を解消した「同10.0.2.0」「同10.0.1.11」をリリース。利用者にアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/10/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

WatchGuardのVPNクライアントに脆弱性 - Windows版に影響
Drupal向け「OAuth」サーバモジュールに認可バイパスの脆弱性
Samsung製端末、ゼロデイ攻撃の標的に - 商用レベルスパイウェアを悪用か
バッファロー製ルータ「WSR-1800AX4シリーズ」に脆弱性 - ファームウェアの更新を
「GNU Libmicrohttpd」に複数脆弱性 - 実験的コンポーネントに起因
JetBrains「YouTrack」に複数の脆弱性 - トークン漏洩のおそれも
NECのHAクラスタソフト「CLUSTERPRO X」に深刻な脆弱性
Elasticのエンドポイント対策「Elastic Defend」に脆弱性 - 修正版を提供
「NVIDIA App」インストーラに脆弱性 - 権限昇格のおそれ
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を