Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ECサイトで個人情報流出、クレカ不正利用の可能性 - 松井酒造

酒類の製造、販売を展開する松井酒造は、同社ECサイトが不正アクセスを受け、クレジットカード情報含む個人情報が流出した可能性があることを明らかにした。

同社によれば、脆弱性を突く不正アクセスを受けたもので、第三者により同サイトに情報の窃取など行うための不正なファイルを設置された。2023年9月20日にクレジットカード決済代行会社から情報流出の可能性について指摘があり、発覚したという。

2023年3月29日から同年9月20日にかけてクレジットカード決済を行った顧客174人に関する個人情報やクレジットカード情報が流出し、不正に利用された可能性がある。

メールアドレスやパスワードのほか、データベースで保有していた個人情報のほか、クレジットカードの番号、有効期限、セキュリティコードなどが対象となる。同社では問題が発覚した翌21日に個人情報保護委員会へ報告し、警察にも届けていた。

外部事業者による調査は2024年1月23日に終えたとしており、対象となる顧客に対しては、5月13日よりメールで経緯について報告、謝罪している。

(Security NEXT - 2024/05/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

フィッシングURLは約3割減 - ブランドの悪用被害が増加
看護師が患者資料を本に挟んで持ち帰り - 本売却から発覚
ドメイン名紛争テーマにシンポジウム - 紛争事例や対処法と今後の課題
教育支援サービス侵害、ランサムウェアによる個人情報流出の可能性
リモートアクセス用認証キー紛失、外部アクセス確認されず - デ協
ベトナム子会社でランサム被害、製造出荷に影響なし - 大日精化工業
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を
「Apache Commons Text」旧版に深刻な脆弱性 - 「FileMaker Server」に影響
「Chrome」にアップデート - 「WebGPU」「V8」の脆弱性を解消
職員アカウントが侵害、迷惑メールの踏み台に - 中部生産性本部