「Thunderbird 139」で重大脆弱性 - 採番CVEに見直しの可能性
Mozilla Foundationは、メールクライアント「Thunderbird」において複数の脆弱性を修正したとしてセキュリティアップデートをリリースした。
「Thunderbird 139」では、あわせて10件の脆弱性に対処。メールの読み取り時にスクリプトが無効になっているため、メールを通じて悪用される可能性は低いとしている。
具体的には、WebRTCエンコーダの初期化に失敗してメモリが二重に開放される「libvpx」の脆弱性「CVE-2025-5262」を修正した。重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
同脆弱性については、異なる採番機関によりCVE番号が採番されるべきとされ、CVEデータベースにおいて「拒絶」扱いとなっている。今後識別子が変更される可能性が高く、注意が必要。
このほか、「中(Moderate)」とされる6件や、「低(Low)」とされる3件に対処した。
(Security NEXT - 2025/05/30 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Kubernetes」向けパッケージ管理ツール「Helm」に脆弱性
Appleの開発者向けアプリに情報漏洩の脆弱性 - 最新版で修正済み
「Apache httpd」にSSRFやセッションハイジャックなど複数脆弱性
「Apache Tomcat」にアップデート - 複数脆弱性を修正
SAP、月例アドバイザリ31件を公開 - 「クリティカル」6件
米当局、「Citrix Bleed 2」の悪用に注意喚起
ビデオ会議のZoom、クライアントの複数脆弱性を解消
脆弱性4件を修正、「rsync」の深刻な脆弱性も解消 - GitLab
「PAN-OS」「GlobalProtect App」など複数製品の脆弱性を解消 - Palo Alto
「EPM」や「EPMM」などIvanti複数製品に脆弱性 - 悪用は未確認