ビデオ会議のZoom、クライアントの複数脆弱性を解消
ビデオ会議サービスを提供するZoomは、セキュリティアドバイザリを公開し、複数の脆弱性を解消したことを明らかにした。最新版へ更新するよう呼びかけている。
各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあたる2025年7月8日にセキュリティアドバイザリ6件を公開したもの。
これらアドバイザリではクライアントソフトに関する脆弱性5件に言及している。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性はなかった。
重要度が「高(High)」とされる脆弱性はLinux向けの「Zoom Workplace」に判明した「CVE-2025-46788」の1件。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.4」と評価されている。
またWindowsやmacOS、iOSなどに判明した「CVE-2025-46789」「CVE-2025-49464」「CVE-2025-49463」については、重要度を1段階低い「中(Medium)」とし、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2025-49462」については「低(Low)」とした。
いずれの脆弱性も最新版で修正されており、同社では利用者にアップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2025/07/10 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
米当局、脆弱性5件の悪用に注意喚起 -10年以上前の「Shellshock」関連も
NoSQLデータベース「Redis」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
IBMのデータ変換プラットフォームに深刻な脆弱性 - 修正版を提供
「Nagios Log Server」に複数脆弱性 - 3月の更新で修正
米当局、「Zimbra」の脆弱性に注意喚起 - 軍関係狙うゼロデイ攻撃も
「NVIDIA GPUディスプレイドライバ」に複数脆弱性 - アップデートを公開
「Kibana」に複数のXSS脆弱性 - 「CrowdStrike」との連携ツールにも
「GitLab」にアップデート - 脆弱性4件を解消
米当局、「Grafana」の既知脆弱性に対する攻撃に注意喚起
ファイアウォール基盤「PAN-OS」に判明した脆弱性2件を修正 - Palo Alto