Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Kubernetes」向けパッケージ管理ツール「Helm」に脆弱性

「Kubernetes」向けのパッケージ管理ツール「Helm」に脆弱性が明らかとなった。修正パッチが提供されている。

ローカルファイルに対するシンボリックリンクを悪用し、コードを実行されるおそれのある脆弱性「CVE-2025-53547」が明らかとなったもの。

同脆弱性は、細工した「Chart.yaml」ファイルと、実行される可能性のあるシェルの設定ファイルへシンボリックリンクされた「Chart.lock」ファイルの組み合わせに起因。コマンドラインによる依存関係の更新時にコードを実行されるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「8.5」、重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングされている。

開発チームでは、現地時間7月8日に「Helm 3.18.4」をリリースし、脆弱性を解消した。

(Security NEXT - 2025/07/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Appleの開発者向けアプリに情報漏洩の脆弱性 - 最新版で修正済み
「Apache httpd」にSSRFやセッションハイジャックなど複数脆弱性
「Apache Tomcat」にアップデート - 複数脆弱性を修正
SAP、月例アドバイザリ31件を公開 - 「クリティカル」6件
米当局、「Citrix Bleed 2」の悪用に注意喚起
ビデオ会議のZoom、クライアントの複数脆弱性を解消
脆弱性4件を修正、「rsync」の深刻な脆弱性も解消 - GitLab
「PAN-OS」「GlobalProtect App」など複数製品の脆弱性を解消 - Palo Alto
「EPM」や「EPMM」などIvanti複数製品に脆弱性 - 悪用は未確認
Adobe製フォーム作成管理ツールに悪用リスク高い脆弱性