米当局、「Windows」や「Fortinet」の脆弱性悪用に注意喚起
米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、あらたに悪用が確認された脆弱性6件について注意喚起を行った。
現地時間2025年5月13日と14日の2日間で、あわせて6件の脆弱性を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ追加したもの。米国内の行政機関へ指定した期間内に対処するよう促すとともに、広く悪用されるおそれがあるとして注意を呼びかけている。
具体的には、マイクロソフトが5月の月例セキュリティ更新で明らかにしたWindowsに関する5件の脆弱性「CVE-2025-30397」「CVE-2025-30400」「CVE-2025-32701」「CVE-2025-32706」「CVE-2025-32709」を追加。
さらにFortinetの複数製品においてスタックベースのバッファオーバーフローが発生する脆弱性「CVE-2025-32756」を登録した。同脆弱性については、「FortiVoice」にて悪用が確認されていることをFortinetが同社セキュリティアドバイザリで明らかにしている。
(Security NEXT - 2025/05/15 )
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