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「Dell PowerProtect Data Domain」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」

Dellが提供するバックアップアプライアンス「Dell PowerProtect Data Domain」に深刻な脆弱性が明らかとなった。脆弱性を修正するアップデートを提供している。

現地時間2025年7月31日にセキュリティアドバイザリを公開し、同製品に関する5件の脆弱性を明らかにしたもの。あわせてサードパーティ製ソフトに起因する68件の脆弱性にも対応した。

「Dell PowerProtect Data Domain」にくわえて、「Dell Data Domain Management Center」「Dell APEX Protection Storage」などの派生製品も影響があり、重要度を「クリティカル(Critical)」と評価している。

同社製品に明らかとなった脆弱性を見ると、「CVE-2025-36594」は認証のバイパスが可能となる脆弱性。リモートからアクセスできる場合に、新規のアカウントを作成したり、情報漏洩、データの改ざん、サービス拒否などを引き起こすことが可能だという。

のこる4件の脆弱性「CVE-2025-30096」「CVE-2025-30097」「CVE-2025-30098」「CVE-2025-30099」はOSコマンドインジェクションの脆弱性としている。

(Security NEXT - 2025/08/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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